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「小泉・竹中カイカク」がよくわかる衆議院予算委員会における民主党・小泉俊明議員の質疑内容

 阿修羅掲示板からの転載です。

 もうすでに、あちこちのブログで取り上げられていますが、2/9衆院予算委でなされたという民主 党・小泉俊明衆議員の国会質問は、小泉・竹中改革の本質を実にわかりやすく説明してくれました。

 ただ、一つ言いたいのは、「株主は企業 の実質的所有者」とすることに問題ありということです。「株主は企業の実質的所有者」なら、お金を多く持っていれば、多くの株を手に入れることになり、何 もしないのに、会社の収益は株主のものということになりお金がお金を生むことになります。でも、それは、おかしいですね。働いて利益を生み出したのは、従 業員です。従業員こそ、企業の利益の配分を受け取る正統な権利があると私は思います。「企業の利益はその企業を構成する従業員のもの」なのです。株主は、 その企業の成長を願って投資するだけの存在でなければいけません。投資した企業が成長すれば、株価が上がる。それだけ資産価値が上がるというそれだけの存 在です。

 それで、「企業の利益は従業員のもの」との理念に立脚すると、正当な労働賃金を従業員に払い、設備投資費用をした後の残りを株 主配当金に当てればいいということになります。具体的には、派遣労働を禁止して正社員として雇うこと、正当な賃金を支払うことが、会社に求めらることにな ると思います。

 もうひとつ、「過去に盲目な者は未来にも盲目である」という言葉、気に入りました。密約に関する文書を大 量に破棄した外務省にも捧げたい言葉ですね。

 では、小泉・竹中改革とは、日本を丸ごとアメリカへ売り飛ばすことだったこ とが具体的に説明されよくわかる民主党・小泉俊明衆議員の国会質疑(阿修羅からの転載)です。


<以下転載>


[2/9衆院予算委議事録]小泉俊明議員「郵政民営 化の本質は350兆円もの郵貯・簡保資金をアメリカの財布にすることだった」

http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/438.html
投稿者 shimbi 日時 2010 年 3 月 14 日 19:07:54: ibnpLFktmKXy6

 

 

2010年2月9日の衆議院予算委員会における民主党・小泉俊明議員の質疑の議事録が、衆議院のサイトに公開されました。以下に引用します。

(こ の場面の動画を見るには、衆議院TVのサイト[ http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php ]から、「2010年2月9日」→「予算委員会」→「小泉俊明(民主党・無所属クラブ)」と辿ってください。本投稿の添付画像はこの動画から切り出したも のです。 )

(引用ここから)

○小泉(俊)委員 民主党の小泉俊明
でございます。

 さ て、今、日本じゅうの国民の最大の関心は景気、経済にあります。この国民の期待にこたえ、効果的な対策を打つためには、経済の現状を正しく認識する とともに、原因を正しく分析す ることが不可欠であります。

 私は、この観点から、一貫して、この予算委員会そして財務金融委員会におきまして、小泉元総 理そして竹中大臣に徹底的に闘いを挑んでまいりました。過去に盲目な者は未来にも盲目である、こう言ったのは西ドイ ツのワイツゼッカー大統領でありますが、私は、この言葉は真理であると思います。政権交代を果たした今こそ、あの小泉構造改革とは一体何だったのかと いうことを検証していかなければならないと思います。

  そこで、まず、平成十三年小泉総理登場以来のここ十年間の経済の現状を簡単に振り返ってみます。

 する と、まさに死屍累々であります。

  データを簡単に読み上げますが、マクロ経済で見ても、GDPが、先進諸国で一カ国だけ伸びないどころか減少を続けています一 人当たりのGDP三位から 十八位に後退をいたしました。税収は減少をし、国債の発行額だけが増大をしております。

 ミクロでは、自殺者はここ九年間で二十九万人十 年間で七万人死亡しましたベトナム戦争の四倍にも上っています。倒産数九年間で十四万件破産は ここ八年で百五十五万人犯罪数も、平成十四年に二百八 十五万件という史上最高を記録し、平成十三年からの八年間で一千九百万件にも達したわけであります。生活保護世帯も、平成十二年の七十五万件から、九年で 一・五倍の百十五万世帯働く国民の三分の一一千七百万人もの、特に若い人たちが、あすをも知らぬ契約社員と なったわけであります。実収入、可処分所得、消費支出も減少を続けています。

 結果から見まして、この小泉改革は、日 本経済特に地方経済の衰退と中小企業の疲弊と犯罪の増加と国民生活の破壊を招いたと しか言いようがないわけであります。

 それでは、日本がここまでがたがたになった原因は一体どこにあるのか小泉さ んと竹中さんがやったことを振り返ってみたいと思います。

 資料の一をごらんいただきたいと思います。日経平均株価の推移で ありますが、二〇〇一年四月二十六日、小泉総理が就任したときに約一万四千円ありました平均株価が、二年後の四月二十八日、約半分の七千六百七円下がりました。

  皆さん、偶然これが暴落したと思いますでしょうか。あの小泉総理、竹中さんがやったことを思い出していただきたいと思います。不良債 権の強制的処理という 名のもとに貸し渋り、貸しはがしを行いました。その結果、実体経済の血 液であります金融がとまり株と土地が暴落を始めました。そして、こ の株と土地が暴落したときにやったことが、時価会計と減損会計の強制的な導入であります。これはもともと、本来、株と土地が上がった ときに入れる制度でありますから、この制度の導入によりまして、ますます株価が暴落を いたしました。

 そして、決め打ちが、銀行と企業の株式保有の禁止で あります。もともと銀行と上場企業は四分の一ずつ株を持ち合いしておりましたので、この禁止によりまして、大量の株式が市場に放出をされ、株が 大暴落をしたわけであります。

  この結果から見ますと、小泉さん、竹中さんがわざと強制的に株と地価を引き下げたとしか私には思えないのであります。

 そ れでは、一方で株価を下げながらもう一方で何をやったかということを見てみたいと思います。

 三ページを おあけください。三ページは、小泉総理がやりました為替介入の記録であります。平成十五年一月から平成十六年三月まで の十五カ月間で、小泉総理、何と三 十五兆二千五百六十五億円という史上最高のドル買い介入を したわけであります。これは、原資は、政府短期証券そして十兆円の米国債を日銀に引き受けさせ、捻出をしたわ けであります。

 それでは、なぜこれほどの為替介入をしたのでしょうか。次のページをおあけください。その答えが載ってお ります。これは、米国債を一体どこの国が幾ら持っているかという記録であります。二〇〇二年末で三千七百八十一億ドルだった日 本の米国債保有が、二〇〇四年十一月末で七千百四十九億ドル。この二年間で三千三百 六十八億ドル、ちょうど為替介入をしました三十五兆円米国債を買ったわけであります。これは、言葉をかえますと、三十五兆円の仕送りをアメリカにしたわけであります。

 その結果、ア メリカ大統領選挙間近になっておりましたアメリカは低金利、好景気になりました。そして、この米国債は、外国市場で、国債 市場で買ったために、売った方に現金ができる、その結果、空前の株高になったわけであります。

 ところが、これは、三十五兆 円という余りにも膨大な仕送りをしたために余剰資金ができましたこの余剰資金がどこに行ったかというのが次のページ、五ページを おあけいただきたいと思 います。五ページは、日本の株式を一体だれが幾ら買ったかという、平成元年から平成二十二年までの記録であります。

  これを見ていただく と、黒三角というのはすべて売りであります。個人も法人も金融機関も黒だらけで売り越しでありますけれども、ただ一人だけ買い越しを している人がいます。 真ん中の外国人であります。特に、平成十五年八兆二千百三十四億円平 成十六年七兆六千五百二十二億円、そして平成十七年、何と十兆三千二百十八億 円平成十五年から十七年までの三年間で総額十六兆九千億円近く外国人が買い 越しをしたわけであります。

 これは、結論を申し上げますと、米国に 仕送りをした三十五兆円という巨額資金のうち、その半額の余剰資金が日本に還流を しまして、株が大暴落している最中の日本の株式をばか安値で外国人が買っ たわけであります。

 その結果が次の六ページであります。この六ページは、一部上場企業のうち、外国人が何%株式を保有し ているかという資料であります。

 ちょっとごらんいただきたいんですが、この右側の「持株比率順位」、第一 位は東京スター銀行八三%、十位のオリックスが六六%、あのソニーは二十六位で五二%、そして六十位がアステラス製薬で四三%であります。実は、百位でも外国人に三五%保有をされるようになりました。

  御案内のように、株主は企業の実質的所有者であります。この結果、日本企業の所有権、 支配権が外資に移ったわけであります。そして、これで何が起こったかといいますと、巨 額な利益配当が無税で外国に流れることになりました。一例を挙げますと、七位の日産でありますけれども、ル ノーの全世界の利益の約五〇%が、たった一社、日産の利益配当で賄われています。これはほかの企業も大体似たようなもので あります。

 そしてもう一つ、外国人が日本の企業の所有者となった結果何が起こったかということでありますが、当然、利 益配当を極大化するために固定経費、経常経費を削りたい。それにこたえて小泉、竹 中さんがやったことが、終身雇用制の破壊と人材派遣の規制緩和であり ます。

 そしてまたもう一つ、後期高齢者医療制度もこの脈絡の中から読むことができます製薬会社の実質的所有者であります外国人の利益を守るために、製薬、薬価を維持して、そのしわ寄せをまさに高齢者に持っていったというのがこの後 期高齢者医療制度の本質であると私は思っているわけであります。

 今述べましたように、この小泉構造改革の真実は何であっ たか。 まず一つに、金の卵を産む鶏であります民間企業の所有権をばか安値で外国人に売り渡した、 それも、もとは日本のお金で売り渡したということであります。そ してもう一つ、亀井大臣が一番関係ありますけれども、あの郵政民営化、これ も、三百五十兆円もの郵貯、簡保資金をアメリカの財布にするということがその 本質だったと思います。

 さて、このような点を踏まえて、総理、菅大臣、そして亀井大臣に質問させていただきますが、この小泉構造改革と いう ものをどのように総括されるか、お答えをいただきたいと思います。

○菅国務大臣 実は、昨年の十二月十六日の成長戦略策定検討チー ムの最初のヒアリングで、竹中、今教授ですが、おいでをいただきまして、議論をさせていただきました。

 今、小泉議員からいろいろ指摘が あ りましたが、私も、基本的な認識は一致をしております。

 その場でも竹中さんに申し上げたといいましょうか話を聞きましたが、竹中 さんの基本的考え方は、まさに企業の効率を高めるために、リストラなど、日産のカルロス・ゴーンさんなんかが一番典型的ですが、それをあらゆる企業が頑 張ってやれば日本の経済がよくなると言ったわけですけれども、結果としては、完全雇用状態でない中でそのことをやると、一つの企業一つの企 業は業績が上がるかもしれ ませんが、リストラされた人がたくさん出ますから、トータルしてみると、結局、景気、日本経済をプラスにすることにはつながらなかった。しかも、そ の結果 生まれたのが大きな格差であります。

 そういった点では、その時代にこうした政策をとったことが、今、小泉議員から言われたいろ いろな問題 を生じた大きな間違いだったと、そのときの議論でも私はあえて御本人にも申し上げたところです。

○亀井国務大臣 小泉議員 から、今の惨たんたる状況になったその原因、やはり、過去をきっちりと総括しないで前に進んでいくということは、我々政治家は厳に戒めなければならないと 私は思 う。夢物語では我々の未来は切り開けないわけであります。そういう意味で、私は、小泉議員の指摘はまさにそのとおりである。だからこそ、民主党が、そうし たしっかりとした、過去を総括した姿勢で選挙をおやりになったからこの間大勝されたのかな、このように私は思っておるわけです。

 簡単に 言 いますと、小泉さん、竹中さんの政治の間違いは、縮小均衡の路線に入られたということだが、そうした中で、しかも富の配分構造を変えられた、産業構造を変 えていかれた、そのために、安定的に国民の可処分所得がふえていかなかったという大きな問題が起きる中でこういう状況が起きた。

 簡単に 言 いますと、自民党席からはまたやじが飛ぶかもしれませんが、小泉・竹中改革と称する路線の逆をやれば 日本の未来が開かれる、このように私は思います。

○ 鳩山内閣総理大臣 もう時間も過ぎているようでありますから簡単にいたします。

 小泉委員が御指摘をいただいた、やはり過去をしっかり総括 して未来に向けて体制を整える、非常に重要な御指摘をいただいた。今、それぞれの大臣からお答えをいたしましたが、私も、小泉委員 の御指摘は基本的にその とおりだ、そのように思っています。

 結果として株価が下がる、あるいは土地、地価も下がるという状況の中で、小泉委員がかねてから主張 し ておられる、こういった株価を、あるいは地価というものを、日本のある意味での経済発展の原動力にしていくための政策を一緒に構築してまいりたいと思いま すので、御協力を願いたいと存じます。

○小泉(俊)委員 政権交代によって、先ほどお話ししたような政治が終わりを告げたわけであ ります。

 ぜひとも、亀井大臣が言うように、その逆をやるような対策につきましては、次回以降また質問させていただきます。

  ありがとうございます。

(引用ここまで) [ 引用元URL http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001817420100209008.htm ]

なお、動画を見ると小泉議員は最後の発言の中で、はっきりと「先ほどお話ししたような"売国"政治が終わりを告げた」と言って いるのですが、議事録では「先ほどお話ししたような政治が終わりを告げた」となっており、「売 国」が消えていました

小泉議員が質疑で用い た資料の一部は、戸倉多香子氏のブログにアップされています。

小泉・竹中構造改革を総括するための資料①(小泉俊明議員より) 2010-02-17 20:47 とくらBlog
http://ttokura.exblog.jp/12167458/
小泉・竹中構造改革を総括す るための資料②(小泉俊明議員より) 2010-02-19 15:56 とくらBlog
http://ttokura.exblog.jp/12177302/

[関 連]
【衆院予算委】小泉・竹中構造改革の総括を (民主党 小泉俊明議員)【民主党ニュース】
http://www.asyura2.com/10/senkyo80/msg/379.html
民 主・小泉議員が12分間も「小泉改革」批判 持ち時間なくなる 2010.2.9 16:29 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100209/plc1002091630007-n1.htm
参 院予算委員会での報道されない事実(olive-x news)-郵政民営化の真実が暴露された
http://www.asyura2.com/10/senkyo79/msg/184.html
な ぜ日本国民は短期間に貧困化したのか? 山崎康彦2009/11/02
http://www.news.janjan.jp/government/0911/0911022562/1.php
私 たちは、ハゲタカ外資(ニューヨークの金融財界による日本国民の最後の国民資金の乗っ取りを許してはならない。副島隆彦
http://www.asyura2.com/0505/senkyo11/msg/643.html  




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